※掲載している画像は全てCorona Rosarumが撮影した写真です、無断使用を禁じます

9/25/2014

We'll try to walk, As Carroll. [Chapter2]

All Saints' Church Daresburyから歩いて約3分ほど 
とても近くにキャロルの通った学校がありました 
 (日本で言うと小学校ですね)


見上げるとこんな可愛い風見鶏が!!!
































校舎の壁には児童の描いた不思議の国の登場人物
此方は教会でグッズの絵にもなっていました





小学校を右手に見ながら斜め左に誘いが・・・


 


お昼前なのでChesterで買ったジャムタルトを片手に早速向かう事に


英国には『Public Footpath』というシステムがあり
「歩く事を楽しむための道」として
川や丘だけでなく、農場などの所有地を通る事もある

Carroll Walkもその一つで
この矢印の示す先は農場、牧草地が広がっている





この矢印を下の丸い「Lewis Carroll Walk」が目印である
教会で50pで手に入れた地図によると生家跡までは徒歩約50分





学生時代は天王寺から梅田、約7kmを歩いたりした
舗装された道ではあったけれど大体1時間半程

たまにはこんな道を行くのは気持ちいいなぁ~
なんてワクワク散歩気分で歩き始めたが

生家跡に到着した頃にはたっぷり2時間は経っていた





生家跡へ続く小道、案内板がお出迎え





この段階で二人は「地図の嘘つき~」
などと言いながら(この距離をまた戻るのか・・・)
と心の端では判っていた

※別に地図は嘘をついていないのです
  目印を失わず、足元の良い季節であれば




因みに1832年1月27日にキャロルは生まれた
きっとこの辺りは一面雪の季節

生家跡も教会と同じ黄色い水仙が咲き乱れて
とても美しかった
改めて写真を見ると、良い時期に訪れたのかもしれない




生家は焼失しているので基礎部分の様な石の囲いだけがあり
「この部分はきっと暖炉だね」
など間取りも色々想像して楽しめた


1990年に発掘され基礎の様な感じで石の枠が組まれている
そこから見る一室の床面積もそう広くはなかった
本当にここで13人も暮らしていたのだろうか・・・
と思わずにはいられないほど

建物は焼失したとはいえ、残された井戸はこんな素敵になっていた






石碑も建てられている
100年前、車が通れば大騒ぎだったというこの地を改めて想像してみた





すぐ近くにナショナルトラストの管理するミレニアム・ウッドに立ち寄って帰路についた

牛の鳴き声が聞こえ、恐らく牧羊犬に吼えられ
生まれて初めて「ヒッチハイクしたい」とトラクター相手に思いながら

きっとこの地は100年前とそう変わり無いのではないだろうか
と感じた

帰路で迷子になり(矢印が急に無くなってしまった)
有刺鉄線を乗り越え
数日前の雨で濁流が発生している牧草地を歩き歩き歩き
完全に民家のお庭であろう道を抜けて舗装された道へ


再び目印を見つけ
や~っと小学校前に帰る事が出来た





バス停と教会の向かいにあるRing O' Bellsが左手に見えた時には
すっかり夕方


ながいながい尾はなし
ならぬ、ながいながいお散歩であった


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